2017年6月~仙台・女性弁護士大久保さやかのブログ記事

自己破産の免責不許可事由⑥

免責不許可事由の6番目として

「業務及び財産の状況に関する帳簿、書類その他の物件を隠滅し、偽造し、

又は変造したこと。」が規定されています(252条6号)。

 

これは、条文通りですが、財産隠しの一種で、財産に関する書類等を

故意に隠す・捨てることなどが該当します。

被災地におけるDV予防啓発講座

今日は栗原市栗駒総合支所にて、宮城県主催の

「被災地におけるDV予防啓発講座」にて「高齢者のDV・虐待問題」と題して講演担当です。

 

毎年行われているこの講座ですが、今年も、三陸・県南・県北・仙塩地域で開催されます。

DVや虐待などの問題とその解決について学ぶための講座であり、

支援・相談員の方はもちろんのころ、DV問題に関心がある方はどなたでも参加可能です。

詳しくは、宮城県のHPをご参照ください(参照HP)

 

 

老老介護

今日のヤフーニュースに、厚労省が2016年に実施した国民生活基礎調査の結果が

載っており、要介護者と養護者が共に75歳以上の「老老介護」の割合が30.2%だったそうです。

 

高齢者虐待の発生要因の多くは介護疲れ・介護ストレスです。

老老介護となれば、自分自身も介護が必要かもしれない・体が思うように動かない中で

介護をしなければならないということで、ストレスは非常に大きいと思われます。

自己破産の免責不許可事由⑤

免責不許可事由の5つ目として

「破産手続開始の申立てがあった日の一年前の日から破産手続開始の決定があった日

までの間に、破産手続開始の原因となる事実があることを知りながら、

当該事実がないと信じさせるため、詐術を用いて信用取引により財産を取得したこと。 」と規定されています(252条5号)。

 

これは、例えば、債務超過となっている状態で、更なる借り入れをする際に、

職業や収入を偽って借り入れた場合などです。

 

債務超過で、返済不能な状況なのに、返済のために借入をする方はよくいます。

金額や時期等にもよりますが、自己破産前の自転車操業状態は、

自己破産を検討する方の後半ではよくある状態なので、すぐには不許可事由には

ならないと思われます。

 

今日の柴わんこ

 

 

 

今日は蒸し暑い一日でした。

柴わんこも、かなり暑がって、舌がずっと出ていました。

 

ちなみに、大方の犬は汗腺が肉球にしかなく、

舌ベロで体温調節をしています。

暑いと舌を出し、気化熱で体温を下げようとします。

梅雨

 

 

先日、宮城も梅雨入りしました。

自己破産の免責不許可事由④

免責不許可事由の4番目として

「浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、

又は過大な債務を負担したこと。 」があります(破産法252条4号)。

 

これが不許可事由の中では最もよくあるケースだと思います。

借金の原因が、ギャンブルやブランド品購入等による場合です。

 

債権者としては、債務者が自分の私利私欲だけのために借金を作り、

支払うことが出来ないので自己破産をすることは当然許せないと思います。

そのため、このような借金の原因によっては免責不許可事由に該当するのです。

女性の権利110番

平成29年6月23日(金)午前10時~午後4時まで、仙台弁護士会にて

女性からの離婚やハラスメント等の相談を受ける

電話相談および面談相談(面談は午後3時まで)を実施いたします。

また、セクシュアルマイノリティに関する相談もあわせて実施いたします。

 

面談相談は予約不要です。直接、仙台弁護士会館までいらしてください。

電話相談は、022-223-6175まで。

毎年面談が少ないのですが、せっかくの機会ですので、ぜひご活用ください。

DV・ストーカー・ハラスメント研修

昨日は弁護士会の会員向けの「DV・ストーカー・ハラスメント研修」が

開かれ、DV部分について講師担当をいたしました。

 

最近は保護命令が発令されている事件を受ける機会が減ったのですが、

申立てを検討しているとの相談を受けることはあります。

 

DV防止法の保護命令申し立ての発令要件は充たさないというケースの多くが、

身体的暴力ではなく精神的暴力のみという場合、

身体的暴力があっても1年前に1度だけのように危険の蓋然性がないと

判断されるであろう場合です。

 

精神的暴力のうち、ぶっ殺すなどの脅迫の言葉であれば別ですが、

バカ女・俺の言うことを聞け・俺を怒らせるな、と怒鳴る等の

暴言は、DV防止法の保護命令の発令要件を満たす暴力には該当しません。

今日の柴わんこ

 

 

 

寒かったり暑かったりで風邪気味です。

まだズルズルとコタツ出しっぱなしです。

改正刑法が成立

今週は重要法案の改正成立が目白押しでしたが、

16日、約110年ぶりとなる大幅見直しの改正刑法が成立しました。

 

「強姦罪」が「強制性交等罪」に変更となり、被害者は女性とする規定が撤廃され

男性被害者も対象となりました。

また、親などがその影響力を利用して子どもに性的行為をした場合を処罰する

「監護者性交等罪」が新設となりました。

さらに、起訴をするのに被害者の告訴を必要とする(親告)規定が削除となるなど、

かなりの大幅な変更となっています。

 

改正児童福祉法が成立

昨日、「共謀罪」法の成立の裏?で、児童福祉法も改正となりました。

 

虐待の恐れがある場合、すぐに親子分離をして子どもを保護する

必要性があります。緊急の短期的な親子分離の事を「一時保護」といいます。

 

この一時保護は、原則2か月間でありますが、

必要がある場合には、2か月を超えての保護も可能です。

親等が一時保護反対と言っている場合に2か月を超えて保護を継続するためには

今までは児童福祉審議会の意見聴取が必要でした。

 

今回の改正では、審議会の意見聴取では足りず、

家庭裁判所の審理を経なければならないとなりました。

改正組織犯罪処罰法が成立

いわゆる「共謀罪法」が強行採決により成立しました。

 

適用犯罪が277となっており、テロ集団や暴力団など犯罪を目的とする

組織的犯罪集団を処罰の対象とする、とされています。

 

もっとも、適用犯罪277のうち、会社法等も適用となっており

企業内における協議が犯罪計画とみなされる可能性もあると指摘されています。

また、準備行為がなければ逮捕・勾留出来ない、との国会答弁もありますが、

準備行為の解釈をどう取るかによっては、逮捕・勾留のリスクはあると思われます。

 

動物たちのために考えよう。動こう。

6月16日~30日まで青葉通り地下ギャラリーにて開催するパネル展のタイトルが決まりました。

 

『動物たちのために考えよう。動こう。』

 

動物を見て可愛い!という気持ちが生まれるのは当然ですが、飼った場合には、責任が発生します。感情だけでは無責任です。そのようなことを考えるきっかけのパネル展になればと思います。

自己破産の免責不許可事由②

自己破産の免責が認められない事由の二つ目として、

「破産手続の開始を遅延させる目的で、著しく不利益な条件で債務を負担し、又は信用取引により商品を買い入れてこれを著しく不利益な条件で処分したこと。 」

があります(破産法252条2号)。

 

たとえば、

破産申し立て直前に返済できないのを分かったうえで多額の借り入れをする

ことなどがこれに該当します。

 

関東へ

今日は、いつもの日弁連子ども委員会とは別の日弁連の関係で

関東の某県に出張でした。

 

弁護士業務は、個人情報の最たるものを扱っていますので、

具体的内容はほとんどブログには書けない、あるいは、

書いても少し変えて特定されないようにしなければなりません。

今日のにゃんこ

 

写真は見づらいですが、

左耳がV字カットされている猫がいました。

耳がV字カットされているのを、さくら猫(桜の花びらのようなので)とも言い、避妊去勢手術をしている印として使われることがあります。

 

野良猫・地域猫は、どの子が手術をしたのかを判別するために、

手術終了時にこの印をつけます。

ですので、首輪をしているこの猫も、保護猫出身なのだと思います。

退位特例法

昨日、今上天皇(今の天皇)の退位を認める特例法が成立しました。

一代限りの法律となっており、皇室典範に基づく皇位継承があった場合に

この法律の効力は失効するとの条文になっています。

 

国民の祝日に関する法律も併せて改正となり、天皇誕生日が2月23日に改正される

とのことも規定されています。

12月23日が祝日として維持されるかは今後検討のようです。

自己破産の免責不許可事由①

自己破産さえすれば、借金ゼロになると思っている方もいらっしゃいますが、

自己破産申し立てをしても、「免責」が許可されなければ、借金は残ります。

 

免責不許可の事由は、破産法252条1項各号に規定されています。

 

まず1号として「債権者を害する目的で、破産財団に属し、又は属すべき財産の隠匿、損壊、債権者に不利益な処分その他の破産財団の価値を不当に減少させる行為をしたこと。」があります。

 

たとえば、不動産や預貯金がある場合、金額・価値によっては、

換価することになりますが、

あえて財産を隠して破産を申し立てるなどの場合には、隠匿等に該当します。

犬猫パネル展

去年に引き続き、今年も、青葉通り地下ギャラリーにて

6月16日~30日まで、動物問題のパネル展を開催いたします。

 

ハーモニーとアニマルクラブ石巻の共催です。

テーマが確定しましたらまたご案内いたしますが、街中に来た際には、

ぜひ、東二番町通と青葉通りの交差点の地下通路を通って、パネル展をご覧ください。

 

養育費の支払い方法

養育費について、一括請求ということも、お互い合意すれば可能ですし、

認められた審判例もあります。

養育費一括支払いについては過去ブログにも記事載せました→参照記事

 

諸事情から一括請求を求めていた事件を担当していましたが、

そのとき調べたところ、一括請求を認めた審判例は、

支払義務者に資力があり、かつ海外に住んでいる者の場合といったように、

かなり例外的でかつ限定的な場面でしたので、

一般的には養育費の一括請求が認められることは難しいでしょう。

不動産の相続

今日のヤフーニュースに、全国10市区町から10万か所を抽出して登記を調べたところ、

地方では3割弱所有者不明の土地があるとの実態調査の結果を

法務省が発表したとの記事が載っていました。

 

特に不動産については、相続をせずに、そのまま放置し、

その間に、相続人が死亡して、孫・曾孫等々、相続人が増えていき

相続人何十人となってしまって、手続きが非常に面倒くさく・大変になる、

なのでやっぱり放置してしまう、ということは多々あります。

 

ですので、相続のご相談を受ける際によく話すのですが、

下の代に迷惑を掛けないように、ちゃんと協議をして解決すべきと思います。

 

相続に関するご相談も、スズラン事務所まで、お気軽にご相談ください。

補充送達

裁判は、訴状を相手方に送達されない限り、進みません。

 

相手が受け取らない場合、休日に送達したり、

受け取らないのか・不在で受け取れないのか等によって、送達方法は異なります。

 

送達方法の一つとして、補充送達(民訴106条)があります。

これは、送達場所にて、相手方本人以外の同居者等であって、

送達の趣旨を理解して相手方への伝達が期待できる能力がある場合には、

その者の受領でも送達と考える、といったものです。

今日の柴わんこ

 

 

今日は風が冷たい一日でした。

アカツメクサと柴わんこ。

離婚ホットライン

宣伝が当日となってしまいましたが、

昨日今日と、朝市ビル2階にて、「女性のための離婚ホットライン」開催中です。

電話相談は午後4時まで(022-721-7630)

面談相談は午後3時まで、

です。

成年被後見人の預貯金口座

今日は成年後見人の関係で福島県に行っていました。

 

成年後見人の業務の一つに財産管理があります。

被後見人の口座を後見人の管理下に置くため、登録等をするのですが、

基本、取引支店に直接行かなければ、振り込みや払い戻し等の手続きをとることが出来ません。

仙台に支店があったとしても、口座開設の支店に行かなければならず、

また、そもそも仙台に支店がない銀行もあるので、県外の方の後見は結構大変です。

面会交流における事件

先月、面会交流時に、父親が子どもと無理心中したとの事件がありましたが、

先日のヤフーニュースに、被害者母の取材記事等が載っていました。

 

記事を読みますと、DVだったけれども子どもへの直接的暴力はなく

むしろ子どもは父親に懐いており、母親も面会に抵抗感はなかったそうです。

調停段階において安全性等をもっと確認していればと悔やむ言葉が

載っていました。

 

DVであることは面会交流の消極的条件になるとはいえ、

子どもに対し直接向けられていなければ、

それが仮に面前DVであったとしても、

面会障害事情とまで、大きくは見られていないのが現状だと思います。

 

この事件以降、面会交流を躊躇する同居親の声を耳にします。

安全性の確認といっても、調停でどこまで可能なのか・何を確認出来るのか、

困難な点が多いのではと思います。